
国際中医薬膳師という薬膳資格について
こんにちは、国際中医薬膳師の三浦真理です。
薬膳のお仕事をさせていただく際に、まず薬膳の資格についての説明をさせていただくことがよくあります。
薬膳は業務独占の資格ではないので、似たような名前の薬膳資格があると「どの資格が学術的権威性が高いのか」「信頼できる資格はどれなのか」というのが一般的には分かりにくいと思います。
ですので、ここでは私の「国際中医薬膳師」という資格についてご紹介いたします。
薬膳の資格にはどのような種類があるのかについては、こちらの記事で一覧にしているので参考にしてくださいね。
国際中医薬膳師について

「国際中医薬膳師」は、東京にある日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)で1年間の講義を受けることで認定試験の受験資格が得られます。試験は春・秋の年2回。
認定試験は、中国の中国中医薬研究促進会が主催しています。
この組織は、1991年11月に中国の民政部によって国家一級の社会組織として登録されていて、国家中医薬管理局に所属(業務管理単位)している団体です。
つまり、日本中医学院が、国際中医薬膳師 受験対策講座を開講し、所定の履修後に中国側の認定試験を受験する形になっています。
2025年現在では、中国政府に準ずる体制的・公的な学術団体が発行する薬膳資格は国際中医薬膳師のみで、中国の中医学学術団体が唯一発行する国際資格です。
ただ、国際中医薬膳師の資格があるからと言って、医療行為の可否や中国国内での法的な就業許可に直結する資格というわけではありません。業務独占があるような国家資格ではなく、あくまで中国本部が認める薬膳師としての理論・技能・能力認定試験です。
数ある薬膳に関する資格の中でも最高峰の資格の一つであることは間違いありません。
国際中医薬膳師の資格取得に興味がありましたら、私のnoteで認定試験対策として行った勉強法などについて書いた記事があるので、ぜひ参考にしてみて下さい。